ペインのスクリプトをチャートにビジュアル表示

06 21

これまでの長い間、Pineスクリプト™のプログラマーは、別のペインを使用するスクリプトからメインチャート上にビジュアル表示できる機能を求めていました。今回はこれを実現するために、新しく force_overlay パラメータを以下の出力関数すべてで利用できるようにしました:

プログラマーはこれらの関数を force_overlay とともに呼び出すことで、スクリプトのタイプ(インジケーター、ストラテジー、ライブラリ)を問わず、ビジュアル表示をメインチャートで行うかスクリプトのペインで行うかを制御できます。

下記の簡単な例では、2番目の plot() 呼び出しでパラメータを使用して、EMAをメインチャートにオーバーレイすると同時に、RSIを別のペインで表示しています:

//@version=5
indicator("RSI in pane and EMA on chart", overlay = false)
plot(ta.rsi(close, 10), "RSI", color = color.purple)
plot(ta.ema(close, 42), "EMA", force_overlay = true)

また、この force_overlay 機能を利用して、ビルトインのインジケーター「季節性 (Seasonality)」を改良しました。従来、このインジケーターは大きな表を含むビジュアルをすべてメインチャートに直接表示するオーバーレイ・スクリプトでした。最新バージョンではテーブルを別のペインに表示して、他のビジュアル出力を force_overlay を使ってメインチャート上に維持した非オーバーレイ・スクリプトになっています:

Pineスクリプト™の機能に関する最新情報は、ユーザーマニュアルのリリースノートをご覧ください。PineCodersアカウントでは、TelegramのSquawk BoxX (Twitter) アカウント、TradingViewのPine スクリプト™ Q&A公開チャットで最新情報を発信しています。

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— チーム・トレーディングビュー

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