Pineスクリプトがインタラクティブになりました

10 20, 2021

価格と日時の指定に新たにインタラクティブな入力モードが追加されました。価格と日時を入力ウィジェットから選択するのではなく、チャートをクリックして選択できるようになりました。インタラクティブモードは、input.time()input.price()confirm = true を使用することで有効になります。

こちらは「固定VWAP」インジケーターのコードで、同名の描画ツールと同様にアンカーポイントをインタラクティブに設定できます: 

//@version=5
indicator("Anchored VWAP", overlay=true)
src = input.source(hlc3, "Source")
startCalculationDate = input.time(timestamp("20 Jan 2021"), "Start Calculation", confirm=true)
vwap_calc() =>
    var srcVolArray = array.new_float(na)
    var volArray = array.new_float(na)
    if startCalculationDate <= time
        array.push(srcVolArray, src*volume)
        array.push(volArray, volume)
    else
        array.clear(srcVolArray), array.clear(volArray)
    array.sum(srcVolArray)/array.sum(volArray)
anchoredVwap = vwap_calc()
plot(anchoredVwap, "VWAP", linewidth=3)

価格と日時を同時に選択する必要がある場合は、それら両方の関数呼び出しに同じ値の inline パラメーターを使用します:

//@version=5
indicator("Point", overlay=true)
myPrice = input.price(100, inline="Point", confirm=true)
myTime = input.time(timestamp("2020-02-20"), inline="Point", confirm=true)
lblText = str.format("Price: {0, number}\nTime: {1, date} {1, time}", myPrice, myTime)
var l1 = label.new(myTime, myPrice, lblText, xloc=xloc.bar_time)

インタラクティブ入力モードでは、チャート上にリマインダーが表示され、ユーザーをガイドします: 

インジケーターを追加して、チャート上で最初のインタラクティブな選択を行った後、そのインジケーターを選択してチャート上でポイントを移動することで、選択したポイントを修正することができます。

この新機能は、以下の投稿でご覧いただけます:

TradingViewCAGR

Bjorgum氏のAutoTrail

Pineの新機能についての情報は、Pineユーザーマニュアルのリリースノートをご覧ください。PineCodersアカウントは、Squawk Boxのテレグラムチャンネル、Twitterアカウント、TradingViewのPine スクリプトの公開チャットでも更新情報を配信しています。

ご要望を数多く頂いたこの機能がお役に立てば幸いです。皆様のためにTradingViewを構築していますので、今後も改善のためのフィードバックやご提案をお待ちしています。

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